「製品の構造を分かりやすく説明したい」、「秘密保持契約があるため、実写の製品写真を出すことができない」等お悩みを抱える企業様にご好評なのがCG制作です。
この記事では、CG制作のメリットと実際の制作事例をご紹介します。
目次
製造業やBtoB企業でCGが活用されている背景
CG技術の進化と制作コストの低廉化
PCの高性能化やCG制作のソフトウェアの普及・進化により、近年、CGのクオリティはどんどんと高くなっています。そのうえ、自動化できる部分も増えたためコストダウンしており、導入しやすくなっています。
CADデータを利用して制作可能
製造業では、製品を設計する際に2DCADデータや3DCADデータが多く用いられています。このCADデータをCG制作に利用できる場合、制作時間を短縮することができます。もちろん、CADのご提供が難しい場合でもCG制作は可能です。当社は、CADデータがない状態から制作・納品した実績もございますので、ご相談ください。
BtoB企業ならではの悩みにフィット
BtoBの企業様から下記のお悩みをいただくことがよくあります。
・最終完成製品ではないため、自社製品だけを見せてもイメージが湧かない
・内部構造が大切なのに外側しか見せることができない
・実際の製品が大きく、持ち運びできないので、見てもらいにくい
・この製品にどんな効果があるのかを分かりやすく表現したい
これらのお悩みは、すべてCGで解決することが可能です。
では、実際にCGを活用したらこの悩みをどう解決することができるのかを具体的に紹介していきます。
製造業やBtoB企業でCGを用いるメリット
リアルさと説得力の向上
CGを活用することにより、製品の外観や機能をリアルかつ詳細に表現できます。
これにより、顧客やステークホルダーに対して製品への説得力を高めることが可能です。
特に、外から見えない部品や素材など実際には撮影が難しい場合であっても、CGであれば、見えない部分を表現することができます。
製品構造や技術を分かりやすくひも解くことができる
CGを使えば、製品の内部構造や技術的なメカニズムを分かりやすく表示することができます。例えば、製品を透過し内部構造を見せるようなCGを制作すれば口で説明せずとも多くの情報をユーザーに届けることが可能となります。
また、知識のない一般の人にも分かりやすいため、採用情報や研究紹介コンテンツとしても使用可能です。
多言語展開が容易
CGコンテンツは言語に依存しないため、多言語対応を容易にすることができます。
翻訳が必要な部分はテキストやナレーションのみで済み、視覚的なコンテンツはそのまま利用できることが多いです。これによりグローバルな市場展開がスムーズに進められます。
他社との差別化
CGを用いることで、普段見せることが難しい製品を見せることができたり、製品の見た目や効果を適切に表現したりすることが可能です。他社製品との違いを視覚的に説明できれば、自社製品の理解度向上を促し購買意欲向上等につなげることができます。
制作にあたってのポイントと注意点
発注の際は制作実績を確認する
一口にCGといっても、クオリティには差が出ることがしばしばあります。
安価だからと発注したところ、実は3DCGではなく2DCGでクオリティが想定と違うということも考えられます。
発注前に、制作実績を提示してもらい、想定していたクオリティで制作してもらえそうかどうかを把握したうえで発注するようにしましょう。
制作したいCGのイメージを口頭や資料で伝える
CG作成にCADデータの活用はとても有効です。ただ、CADデータがあれば、イメージ通りのものができあがるとは限りません。「一番伝えたい、見せたいものや技術」「見せたくないもの」「実製品の色見や質感」など意図やこだわりは必ず正確に伝えるようにしましょう。製品の実際の写真や、参考イメージといった資料があれば、できあがりイメージの共有もしやすいです。
絵コンテをしっかり確認してイメージを膨らませる
CGは、映像や写真と異なりやり直しが何度も行えません。絵コンテの状態では、中々イメージできないことも多いですが、可能な限り完成を想定し、意見を抽出する必要があります。
課題点を早めに出し解決することで、映像データで上がってきた時の意見のずれを起こしにくくなりクオリティの向上につながります。
制作期間を事前に確認
制作プロセスをスムーズに進行させるためには、制作期間の確認が重要です。完成の目安の策定はもちろん、制作フローを見直して十分な確認期間を設定することも大切です。
当社では、お客様の都合に配慮したスケジュール設定を行っています。急ぎの作成の場合もご相談ください。
実際の制作実績
株式会社DJ-WAVEエンジニアリング様
コーポレートサイトのメインビジュアル用としてCG画像の制作を行いました。
同社の強みである独自技術をコアにしたプラント設計がわかるメインビジュアルにするため、オリジナルの設計図を作成いただき、それをCGでよりリアルな画像に制作。
権利関係等の問題で撮影が不可能なものでも、CG画像を使用することで、何をしている会社かをリアルにイメージしてもらえるようなメインビジュアルに仕上げました。
株式会社二ホンゲンマ様
展示会やWebサイトで使用する製品紹介映像を制作しました。
同社の製品の強みである、微細塗布や立体構造への塗布をCG映像で表現しました。 実写では表現できない実際の使用イメージを表現することでより具体的に製品の特長をつかんでいただけるよう意識しました。
セメダイン株式会社様
主に海外をターゲットに展示会等で使用する、製品説明映像を制作しました。 バッテリーパックの耐久性や寿命の改善に役立つ接着材で優れた放熱性能を持ちますが、撮影の難しいバッテリーセルの隙間で活躍する製品のため、CG映像を用いて視覚的にわかりやすく表現しました。
株式会社オチアイ様
Webサイトや会社案内映像で使用する製品の用途映像を制作しました。
モノとモノや箇所と箇所をつなぐ役割を持つ、「工業用ファスナー」や「薄板バネ」を取り扱っている企業のため、製品がどんなところでどう役に立っているかが伝わりやすいように3種類の製品の用途映像をCGで制作しました。
https://youtu.be/G7jGdhYfTOs
今回の記事のまとめ
- 昨今CG技術の向上により、安価で導入しやすくなっている。特に製造業の悩みにフィットしやすく、CADデータも活用が可能。
- CGを活用することで、よりリアリティのある製品や製品の内部構造も表現できる。また、多言語展開も容易なためあらゆるターゲットにアプローチが可能。
- CG制作の進め方やクオリティには注意が必要。制作会社とこまめなコミュニケーションをとることでクオリティ担保につなげることが必要。
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