Webサイトの制作において、成果に繋げるための重要な要素となるのがファーストビューです。ファーストビューで興味を引くことができなければページ全体を読んでもらえず、ユーザーの離脱に繋がりかねません。
この記事ではファーストビューの重要性や、作成する際に意識すべきポイントを解説します。
目次
ファーストビューとは
ファーストビューとは、ユーザーがWebサイトにアクセスしたときにスクロールせずに表示される部分のことです。
ファーストビューで表示される内容は主に、会社のロゴや主要なメニュー、キャッチコピー、訴求画像などです。最近では文字や画像だけでなく、動画を配置するWebサイトも多くなっています。
ファーストビューの重要性
BtoBのWebサイトでの直帰率※1は25~55%、ランディングページだと70%~90%※2と言われています。ユーザーはファーストビューを見て関心が持てなければ離脱してしまうことがあるため、第一印象で興味を引くことが欠かせません。
ポイントを押さえたファーストビューにすることで、トップページでの直帰率低下につながり、サイト内を回遊してもらえる可能性が高まります。
- ユーザーが訪問した最初の1ページだけを見てWebサイトから離脱してしまう割合
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効果的なファーストビューに必要な要素
シンプルなデザイン
ターゲットとなるユーザーに対して訴求内容を絞って、情報を端的に伝える必要があります。ファーストビューに情報を詰め込みすぎると、そのWebサイトで本当に伝えたいことがひと目で伝わらない可能性があるためです。
まずは、ファーストビューで伝える要素をリストアップしましょう。ターゲットは誰なのか、メッセージは何か、ユーザーが欲しい情報は何か、など要素を明確にする必要があります。
簡潔で分かりやすいキャッチコピー
キャッチコピーは、Webサイトを訪れたユーザーが最初に目にするメッセージです。簡潔でわかりやすく、ユーザーに対してWebサイトの中身や価値を伝えるために重要です。
良いキャッチコピーはユーザーの関心を引きつけ、Webサイトを探索する意欲を高めます。特徴を伝えるために長々と記載したくなりますが、文字量を多くするとユーザーにストレスを感じさせ、離脱されやすくなります。見ただけで思いや姿勢、事業内容が伝わり、特徴を掴めるようなキャッチコピーを考えましょう。
キャッチコピーを補完するメインビジュアル
メインビジュアルとは、ファーストビューにおいて最初にユーザーに提示される視覚的な要素です。Webサイトがテキストだけでは、しっかり読む気にならないという方もいるのではないでしょうか?ビジュアルは多くの情報を直感的に伝えることができます。キャッチコピーの情報を補いつつより特徴が伝わるようなメインビジュアルにできると、より効果的なファーストビューになります。
画像だけではなく、動画を入れ込むこともおすすめです。動きによって特徴を示せるので、ユーザーにイメージをより具体的に伝えられます。
デバイスに合ったサイズ調整
現在はWebサイトをPCやスマートフォンなど様々な画面サイズから見るので、ファーストビューのサイズも合わせて変化します。閲覧するデバイスによって表示領域が異なるため、ファーストビューをデバイスに合わせたサイズに調整する必要があります。
ファーストビューのサイズが大きすぎる場合、スクロールしないとキャッチコピーなどが見られないこともあります。ユーザーに興味を持ってもらううえで重要な情報は、ファーストビューにおさまるように配置しましょう。
OS工芸社 制作実績のご紹介
関包スチールホールディングス株式会社様
鉄の薄板加工量で国内のトップシェアを誇る企業です。そのトップクラスの鉄鋼加工技術とユニークな独自開発品で、建設や自動車、農業、電機など幅広い産業の需要に応えています。
1枚の鉄が様々なものに形成されることから「未来のかたちを、創造しよう。」というキャッチコピーをご提案させていただきました。またメインビジュアルには、大きな鉄からビルや車、家電製品が形成されていく様子をCGアニメーションで描いています。
ジャパンパイル株式会社様
建物を地中から支える杭を扱っている総合基礎建設企業です。
同社が設計から製造・施工まで一貫対応しており、日本の基礎建設を総合的に支えている様子を動画で表現しています。OS工芸社では、Webサイト内のイメージ統一のため、動画撮影も対応しています。企業のブランド価値向上や信頼性の向上に繋がる動画の制作に努めています。
三陽商事株式会社様
高層ビル用エレベーター向けの特殊ブレーキなど、動力伝達・制御機器を独自に設計・製造・販売している企業です。
リクルートサイト制作における取材を通して、多くの社員の方がモチベーション高く働いている様子がうかがえ、仕事や会社を「好きだ」という言葉も多く聞くことができました。そこで取り扱っている製品とかけて「好きな気持ちに、ブレーキはかけられない!」というストレートなキャッチコピーを考案しました。
今回の記事のまとめ
- ファーストビューとは、ユーザーがWebサイトにアクセスしたときにスクロールせずに表示される部分のこと。
- Webサイトの直帰率に大きく影響を与えるため、ファーストビューは訴求したい内容が端的に伝わり、ユーザーの興味関心を引く内容にする必要がある。
ファーストビューはWebサイトにおいて重要な要素です。ターゲットが欲しい情報や興味を引く見せ方を考えて、成果に繋がるファーストビューを作成しましょう。
OS工芸社では豊富な制作実績を基に、お客様の希望に沿った企画提案から制作、納品後のアフターフォローまで一貫して対応が可能です。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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